被災地域が大きいときは薬や衛生用品のお見舞いも適当で、包帯、傷ぐすり、胃腸薬、消毒薬、洗剤などに、石けん、タオル、化粧用クリームなども貰って助かるものです。
現金のお見舞いも、財を失なった被災者には地獄で仏の思いがします。
目上の人へでも非常の場合には遠慮なく、紙に包んでお見舞いと書き、現金をさし出して構いません。
お返しは、自分の不幸を見舞ってくれた人に対する、回復後の感謝のしるしです。
ですから、本当の気持だけのささやかなものでよく、礼状だけでもいいのです。
あまり気を使って豪勢なお返しなどをすると、せっかくの慰さめの意味が無になるといって、見舞ってくれた人をがっかりさせることになります。
回復後の意気のあがった、さあこれからだというところを見せたいならば、復興祝パーティーなどで表現したいものです。
宗松潤一郎(インテリアプランナー)