遺骨は四十九日の忌明けまでに、埋葬か、納骨をしてしまうのが習わしですから、位牌を安置する仏壇はそれまでに用意しておくのが、仏さまへの礼儀でしょう。
仏壇は東向きか、南向きに置くのが正しい置き方とされています。
朝夕に拝礼する仏壇ですから、部屋の大きさにふさわしく、調度品を調和する品にしたいものです。
仏壇には仏像が必要です。
茶湯器、仏飯器、高月、香炉、花立て、ロウソク立て、線香立て、灯籠、香合、木魚、鐘などの仏具もなければなりません。
数珠もいります。
四十九日目が忌明けと決められていますが、三十五日に切りあげて行なってもよい習わしがあります。
忌明けを待たずに法要をすませる家が多くなっています。
不幸は早く忘れたいという思いからでしょうか。
仏式で法要をする日を忌日といいますが、神式ではこれにあたる日を斎日とよんでいます。
斎日は仏式のように七日目ごとではありません。
宗松潤一郎(インテリアプランナー)