正月について(宗松潤一郎)

  • 投稿日:
  • by
正月は元来、年神さまを迎える行事
1月(正月、睦月、初春月)の1日を元旦といい、新しい年の始めを全国で祝福しますが、この日は国民の祝日のひとつにもなっています。

昔からこの日に、年始礼、年始まわりと称して、実家、親戚、友人、知人などの家を訪問して挨拶するのがしきたりです。

しかし、最近は、元旦早々に訪問しては先方にお邪魔になるからと、年始まわりは、この日をはずすことが多くなっています。

どこの家庭でも、お正月に備えて、暮れのうちに、家の内外を清め、種々の飾りものを整え、正月料理を用意して、心がまえも新たにして新年を迎えます。

お正月は元来、年神さまを迎える行事です。

お正月にはどこの家庭にも、新しい年神さまが訪れると考えられていた、昔からのしきたりで、お飾りなども暮れのうちに用意して、年神さまを迎えるわけです。

お飾りや種々のお供えは、年神さまを祭るためのものであり、お正月の様々な行事も、年神さまを迎えて行なうお祭りと考えられます。

宗松潤一郎(インテリアプランナー)